リリアルでは最近、
モーツァルトその他のクラシック音楽に混じって、
羽毛田丈史氏による名曲『ルーキーズ:愛のテーマ』が流れている。

けっこう皆さん、
食事や歓談に夢中になっておられるのか、
まったく気がつく様子もなく、
ちょっぴり寂しい気分。。。
って言うか、
『ROOKIES(ルーキーズ)』自体、実はあまり観られていないのか?
ボクはこういった、
ちょっとクサい、やり過ぎ系の熱血モノが大好きで、
必ず小川軒に入りたて(料理人になりたて)の頃を思い出し、
感慨にふけったり、勝手に目頭を熱くしたりしています。
ボクが小川軒に入った年は
同期で13人もの調理師学校卒業生が入社していて、
そこには紛れもなく熱血青春グラフィティが展開しておりました。
そして、ボク達を
その熱血モードへと駆り立てた張本人こそ、
他でもない『ル・カーナヴァル』の中嶋芳男シェフなのであります。
当時、中嶋さんは我々見習い料理人の
教育係的立場で働いてくださっていて、
その“厳しさ”は
13人の新入社員が、半年あまりで6人に減ったことからも、
容易に窺い知ることができると思います。
今でこそ笑い話の種であり、
当時のシーンを思い出すと滑稽でさえありますが、
フランス帰りの中嶋さんはキラキラ輝いて見え、
「めざせ、フランス!」
の思いで、無我夢中でした。
その後、
フランスで13年もの長きに渡り活躍され、
帰国したばかりの酒井一之シェフの店(渋谷ヴァンセーヌ)に
紹介していただき働くことが出来たという経緯もあり、
中嶋さんのお陰で、
本当に良い時代を真剣に生きさせてもらいました。
。。。というわけで、
『ルーキーズ〜愛のテーマ〜』を聴きながら、
我が“原点”を呼び覚まそうと必死こいてる今日この頃です
