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ロビンソン・クルーソーを探して
先日の記事
高橋大輔氏に男の浪漫を見る』に引き続き、
今日はその高橋大輔氏の著作による
『ロビンソン・クルーソーを探して』を紹介させていただく。


自らの探検を綴るブログの中のコメント
物語を追いかけているうちに、
その話が物語りになる、
というのがなんとなく夢です。

と言っているように、
この物語は若き日(今でも充分お若いが)の青年探検家である氏が、
翻訳中に“発見”した英国の王立地理学協会編纂による
『世界探検史』の中のひとつの小さなコラムに始まる。

時は西暦1709年
(ちなみにフランスでは“太陽王”と呼ばれたルイ14世の治世)、
スコットランド生まれの船乗り、
アレクサンダー・セルカークが
南太平洋を航海していたイギリス船団により
南米チリの沖合、
西へ約670kmの海上に浮かぶ無人島で発見された。。。

話がこれで終わりなら
単なるひとつの“幸運な救出劇”に過ぎないが、
なんと彼はその島で4年と4ヶ月ものあいだ、
たった一人きりで生き延びて来たという。。。

帰国後、
数奇な運命を最果ての無人島と共にしたセルカークの話は
一躍国民的英雄談として広がることになり、
それを耳にしたダニエル・デフォーが、
その実話を元に自らの構想を書き加えながら完成させたのが
小説『ロビンソン・クルーソー漂流記』だったのだ。
 
『ロビンソン・クルーソーを探して』の中では、
その“実話”と“伝説”の接点を求めて
高橋大輔青年による十年越しの“検証”の旅が展開されるのだが、
読み進むうちに感情移入も手伝って、
本来人間に潜在的に備わっている筈の忘れかけた勇気と力が蘇えってくる。

と同時に「運命とは如何なるものか。。。」というような、
自分の今までの人生経験も照らし合わせながらの、
一種哲学的な思いも抱かせられてしまう。

それほどアレクサンダー・セルカークの類稀なる人生経験を
検証することの意味は深いということなのだろう。

読み終えて、
感慨に耽る間もなく頭に浮かんだことと言えば、
決して肯定も否定もするものではないのだが、
リインカネーション、
いわゆる輪廻転生があるとすれば、
ひょっとして高橋大輔氏は
アレクサンダー・セルカークの生まれ変わりではないのか。。。
ということだ。

これは私の想像に過ぎないが、
一時英雄ともてはやされたアレクサンダー・セルカークも、
時を経るごとに人々から忘れ去られてしまうことになり、
実は自分が一番輝いていた時代は“無人島時代”だった、
ということに“気が付いた”のではなかろうか。。。

無人島で芽生え、
そして輝かせた探検への思いを日本人に生まれ変わって世界に向ける。。。

なんとも突拍子もない話だが、
そんな気にさえさせてくれる
『ロビンソン・クルーソーを探して』の物語であった。。。


この記事へのコメント
こんにちわ。platterです。トラックバック、コメントありがとうございました。「ロビンソン・クルーソー漂流記」って実話から書かれていたのは初めて知りました。無人島に住んだ人がいたなんてすごいです。私には無理だなと思いつつ、いつ無人島に漂流しても生きられるようにたくましくなりたいです。(現代生活に負けるな、自分)
 
by platter at '05/05/15 10:35
TBありがとうございます。4年も一人で過ごすなんて私には無理です。昔トムハンクスの映画で遭難する話がありましたが、幻想の友人でも作らないとやってられないと思います。
by superdarling99 at '05/05/15 15:49
 platterさん、superdarling99さんこんばんは☆

 >platterさん、

>実話から書かれていたのは初めて知りました。

 私も高橋大輔氏のブログと出会うまで知りませんでした。

>現代生活に負けるな、自分

 そうですね。頑張りましょ〜☆

 >superdarling99さん、

>幻想の友人でも作らないとやってられないと思います。

 そうですね。
 アレクサンダー・セルカークも色々な動植物に友達として話しかけたのではないでしょうか?
by 齋藤 at '05/05/15 23:51
TBありがとうございます。
今はちまちまと北海道で文章を書いていますが、いずれは高橋大輔さんのように、世界で見てきたことを書けるようになりたいなぁと思っています。「探検料理人」となった斎藤さんにインタビューなんかも…??(笑)
ほかの記事も拝見しましたが、おいしそうなお話がいっぱいですね。これを機会にたびたび立ち寄らせていただきます(^.^)
by 廃侍@ガレンジャー at '05/05/16 19:34
 ロビンソン・クルーソーのモデル、アレクサンダー・セルカークは、島にいた子ヤギやネコに歌を歌って聞かせて、いっしょに踊ったりした、ということが古文書に書かれています。彼は海賊だったので、舟歌、スコットランド民謡もその中に入っていたでしょう。動物がいるだけで、無人島生活にも少し心の支えができて寂しさは半減できたのではとも思います。
 一方、トムハンクスの『キャストアウェイ』ですが、この映画は、300年前のセルカークの実体験をかなり綿密に調べて作ったものです。南米で四年四ヵ月、という設定は、実話さながらです。
 物語をどんどん掘り下げてみると、史実の種がある、そこが面白いところです。
by 高橋大輔 at '05/05/17 10:37
 廃侍@ガレンジャーさん、高橋大輔さん、こんばんは〜☆

 >廃侍@ガレンジャーさん、

>いずれは高橋大輔さんのように、世界で見てきたことを書けるようになりたいなぁと思っています。

 頼もしいですね〜☆
 期待させていただきます。

>これを機会にたびたび立ち寄らせていただきます

 拙い駄ブログで恐縮ですが、寄ってやってください。

 >高橋大輔さん、

>ということが古文書に書かれています。

『古文書』という言葉を聞いただけで、胸がキュン♪としますね☆

>動物がいるだけで、無人島生活にも少し心の支えができて寂しさは半減できたのではとも思います。

 やはりセルカークが日記を付けていたとすれば出て来て欲しいものですね。

>物語をどんどん掘り下げてみると、史実の種がある

 “ファンタジー”に走らずに“掘り下げる”。。。
 これこそ探検家・高橋大輔の“魅力”だと思います。
 
by 齋藤 at '05/05/18 01:28
私は2003年11月チリを訪れました。友人のチリ日本大使小川元氏ご夫妻訪問の旅でした。遠くに雪を頂くアンデス山脈を望むサンチャゴは、私の住んでいる信州に良く似ていて、穏やかな美しい街でした。

桂子夫人とは、メール交換をしていますが4月のメールに高橋大輔さんと、ロビンソンクルーソー島で会った事が書いてありました。たった500人足らずの島に何と日本の青年が居たという驚きのメールでした。

早速、高橋大輔さんにメールを送り返事を頂きました。すぐご返事が頂けた事は、流石と、感激でした。長野県の木曽谷には浦島太郎が玉手箱を開けたという岩があり、私も自称チャレンジャーな者ですから。高橋さんのプログにもラ.フィーユ.リアルの事がありましたので、是非そのうちにお店の方へお訪ねします。  河西滋子
by 河西滋子 at '05/05/29 09:42
 河西滋子さま、はじめまして。

>私は2003年11月チリを訪れました。

 私も高橋大輔さんを知って以来、是非行ってみたい衝動に駆られています。勿論“ロビンソン・クルーソー島”へ向かう為にですが。。。

>長野県の木曽谷には浦島太郎が玉手箱を開けたという岩があり

 火の無いところに煙は立たず。。。なんらかの事実が隠されていないところに伝説は生まれず。。。
 興味は尽きませんね。

>是非そのうちにお店の方へお訪ねします。

 お留め置きくださり恐縮です。
 ご来店いただける機会がございましたら、その旨ご連絡いただけますと幸甚に存じます。
by 齋藤 at '05/05/30 00:20
探検料理人 齋藤富治夫さま

ごぶさたいたしております。
さて、河西滋子さまご来店の際には、ぜひロビンソン・クルーソー料理のほどお願いいたします。

ロビンソン・クルーソー漂流300年(2004−9年)を記念した一品となると、やはりヤギまるごと1頭料理か、はたまた茹でロブスターの山積み(ピラミッド盛り)か、迷うところですが、やはり落ち着きどころは、例の、高橋大輔スペシャルでしょうか?
あれはじつに、印象的でした。
by 高橋大輔 at '05/06/05 22:26
 高橋大輔さん、こんばんは〜☆

>ヤギまるごと1頭料理か、

 沖縄のものだったら手に入るかな?

>ロブスターの山積み(ピラミッド盛り)か、

 コレもカナダ or ブルターニュ産だったらどうにか。。。

>あれはじつに、印象的でした。

 はい、『イベリコ豚』の“カツレツ”ですからね〜♪

 ウチでもアレ以来、やってません(笑)。

 ともかく、ご期待に副えるよう頑張らせていただきますので。。。と高橋さんからも河西様へお伝えくださいませ。
by 齋藤 at '05/06/06 00:24
こういった“マトモ”な感想文を書ける人もいるのだぁと感動しました。それでは
by fusianic at '05/11/22 03:56
fusianicさん、こんばんは。

>“マトモ”な感想文を書ける人もいるのだぁと感動しました。

恐縮です。

感想を文にするって、
難しいですね。
by 齋藤 at '05/11/23 01:56
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